■日時： 令和7年4月20日（日）　　■句会場： インターネット句会　　■席題： 18名

合点 作　　　　　　品 作　者 選　　　　　者
5 バーチャルとリアルのはざま月朧 岩永靖舎 〇弘香　隆 　如月　小夜子　博子　　
5 散り際を考えている花の下 田中一美 怜弥　遼　隆　誠山　貞雄　　
5 其々に花言葉付け苗木売る 田伏博子 〇怜弥　香葉　誠山　青析　小夜子　　
4 リズム良き手話の会話や風光る まつのたく 〇博子　怜弥　一美　喜世子　　
4 春日傘くるりと回し遠会釈 尾形誠山 ◯靖舎　美貴子　喜世子　小夜子　　
4 紙風船ひとり生活始まりぬ 岩永靖舎 〇遼　〇たく　隆　青析　　
4 虹知らず虹の根方を耕しぬ 直箟青析 〇�蓮　三貳�　香葉　貞雄　　
4 ふらこことおなじいきつぎしておりぬ 神田小夜子 怜弥　喜世子 青析　博子　　
4 畦塗るや棚田天への階に 近藤遼 〇美貴子　怜弥　香葉 貞雄　　
3 花に酔ひ人にも酔ひて橋の上 田伏博子 遼　一美　如月　　
3 香久山は裾曳く山や花の雲 小幡喜世子 遼　弘香　博子　　
3 うららけしビデオ通話の赤子の手 巻山香葉 青析　小夜子　創　　
3 花曇銀杏古木の仏めく 水貴 一美　喜世子　たく　　
3 春筍切る黄楊の小櫛のほどの丈 小幡喜世子 〇香葉　美貴子　貞雄　　
3 虎杖の赤芽に預け休耕地 田中貞雄 遼 一美　香葉　　
3 終焉はそよ風が欲し花満開 田中一美 靖舎　誠山 　たく　　
2 葉桜は風に染まるや段葛 水貴 一美　如月　　
2 新緑や男滝女滝の音合わせ 水貴 貞雄　美貴子　　
2 桜咲く遊び心がわくわくと 内藤美貴子 〇誠山　隆　　
2 初蛙伏せたままなる割れ火鉢 近藤遼 創　如月　　
2 手を落つる浜辺の砂や啄木忌 尾形誠山 喜世子　博子　　
2 飽きもせずくたびれもせず風車 近藤遼 隆　小夜子　　
2 赤ん坊抱くに手順木の芽風 直箟青析 誠山　美貴子　　
2 春さみし郵便受は空のまま 神田小夜子 靖舎　美貴子　　
2 花詠まん松山城の投句函 尾形誠山 〇貞雄 如月　　
2 塗り畦を踏まばたぷんと起こし波 直箟青析 怜弥　弘香　　
2 うたた寝の三分ほどを春の夢 神田小夜子 誠山　博子　　
2 目の合ふて三毛の仔猫を抱き上ぐ 尾形誠山 香葉　水貴　　
2 お花見の老人マーク新車かな 佐藤弘香 博子 水貴　　
1 出揃はぬ最後の一句亀なけり 神田小夜子 誠山　　
1 手のしみを厭ひベージュの春手套 巻山香葉 美貴　　
1 木漏れ日に群れ立ち競ふ蕗の薹　　　　　　　 近藤遼 靖舎　　
1 山笑ふ問ひには問ひで応へけり まつのたく 青析　　
1 惜しみなき落花を受くる地の面 川南　隆 喜世子　　　
1 都心いま朱の花びらを濡らしけり 相模　創 香葉　　
1 闇の夜にゆつくり降下忘れ雪 岩永靖舎 弘香　　
1 別嬪さん花冷えに口とがらせて 新田怜弥 〇小夜子　　
1 背を押され風船を追ふ子らを追ふ 川南　隆 靖者　　
1 万博に昂る心夕永し 田伏博子 一美　　
1 山笑ふ足弱人の峠越え 田中貞雄 弘香　　
1 遅き日の潮の匂ひの車椅子 まつのたく 〇水貴　　
1 薄桜大船観音頬染める 水貴 創たく　　
1 蛇穴を出て探索遊歩道 田中一美 創　　
1 寒鴉をとこは一人合評会 岩永靖舎 たく　　
1 春陽射し吾妻小富士の尾根の綺羅 巻山香葉 創　　
1 湯冷ましで淹るる緑茶や花疲れ 小幡喜世子 怜弥　　
1 風日や単衣をこなす僧であり 相模　創 水貴　　
1 亡母の手を引けばあたたか春の夢 田伏博子 水貴　　
1 囀りや湖面の波紋広くなり まつのたく 〇喜世子　　
1 真っ新の巣箱に鳥の影はなし 岩永靖舎 小夜子　　
1 針金のハンガー混じる鴉の巣 近藤遼 如月　　
1 花冷えや捜せし物は家の鍵 内藤美貴子 創　　
1 猿芸を囲む立ち見に花吹雪 田中一美 たく　　
1 逆賊と言ふものは無し吉野桜 まつのたく 創　　
1 良きことのありて柊南天咲く 巻山香葉 貞雄　　
1 消えかけの苗札の名をなぞりたる 神田小夜子 美貴子　　
1 二日酔いランチにプラス蜆汁 如月 貞雄　　

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