■日時: 6月19日  ■句会場: ゑくぼプラザ  ■兼題: 楽  ■参加者: 15名

合点 作      品 作 者 選     者
7 蓮咲いて極楽浄土の池となる 竹田ひろ子 つとむ いづみ 次代 綾子 ○玲華 けい子 すゑ子  
6 浮世絵の写楽の寄り目夏兆す 佐藤弘香 ○ひろ子 次代 綾子 禎子 ○けい子 とをる  
5 蝿叩きふと浮かびけり一茶の句 金子つとむ ○いづみ 禎子 正代 真知子 すゑ子  
5 もてなしは出羽三山と初夏の風 片山すゑ子 ○つとむ いづみ ○次代 けい子 ○とをる  
4 一枚の青田犇く命あり 佐藤正代 つとむ 玲華 けい子 すゑ子  
4 チェリストの音がとけ合う聖母月 片山すゑ子 次代 正代 けい子 真知子  
3 竹の藪見えて届かぬまがり筍 あだち禎子 ひろ子 けい子 とをる  
3 新樹光まとひし句碑や南谷 金子つとむ ひろ子 いづみ 綾子  
3 透明な傘越に見ゆ青時雨 竹田ひろ子 いづみ とをる すゑ子  
3 郭公の声に朝餉の箸を止め 高梨真知子 つとむ 綾子 玲華  
2 迎へ梅雨スケジュールには余白あり 片山すゑ子 ひろ子 正代  
2 友ともに蝌蚪の誘う田植かな はせべとをる 禎子 すゑ子  
2 月山をはるかに里は大青田 佐藤玲華  つとむ 正代  
2 寝る前に庭に立つ癖夏の月 阿部綾子 玲華 とをる  
2 幸福の限界どこに濃紫陽花 阿部綾子 玲華 真知子  
2 六月の水に蘇生の藍木綿 渡部次代 ○正代 ○すゑ子  
2 十薬の白より明ける庭先よ 河村啓花 いづみ けい子  
2 紫陽花の毱の凭れし勝手口 河村啓花 つとむ 禎子  
2 野も山も夏へ映ろふ風吹けり 佐藤弘香 ひろ子 いづみ  
2 安曇野の水の清冽花山葵 金田けいし 綾子 とをる  
2 殊更に木々の輝く梅雨晴れ間 金田けいし 綾子 ○禎子  
1 茄子植える肥料袋のクルクルと 佐藤正代 禎子  
1 誰を待つ白あじさいの堅蕾 加藤けい子 真知子  
1 波瀾万丈真中に沈め潦 加藤けい子 すゑ子  
1 梅雨晴れ間礼状届く火事見舞い はせべとをる 次代  
1 夏の歌楽譜頼みのキーボード はせべとをる 禎子  
1 夏夕べショパンが弾む音楽堂  高梨真知子 次代  
1 宮に入る目に五月雨や黒き獅子 高梨真知子 正代  
1 川床涼み君のようなる風が来て 片山すゑ子 とをる  
1 巣立ちたる子燕横列電線に あだち禎子 次代  
1 不如帰朝の静けさ切る一声 あだち禎子 綾子  
1 楚々と咲く八重の十薬愛しけり 佐藤玲華 つとむ  
1 父の日の面影確と安楽椅子 金田けいし ひろ子  
1 雨受けて妖艶競ふ七変化 竹田ひろ子 ○綾子  
1 はね起きて夢の忘れし三尺寝 竹田ひろ子 ○真知子  
1 楽農の俳人を訪ふ青田風 金子つとむ 玲華  
1 水無月や土日続きし小糠雨 佐藤いづみ とをる  
1 ゆるぎなき吾妻山をゆする植田風 渡部次代 ひろ子  
1 楽よりも苦の身にしむやわすれ草 渡部次代 真知子  
1 酒蔵に仕ふるごとく庭牡丹 阿部綾子 真知子  
1 遠き日の父の面影遠郭公 佐藤弘香 玲華  

句会メモ
     
      次回句会は下記のとおりです。
       
      日 時  令和7年7月17日(木曜日) 午後1時15分より
      場 所  ゑくぼプラザ
       
      兼 題 佐藤いづみさんの出題で「緑」です。