合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
8 | つばめ来る閉店五年過ぎて尚 | 佐藤満智子 | 貞雄 誠山 けいし いづみ 綾子 玲華 水貴 たく |
7 | 青空に道あるごとし花吹雪 | 金田けいし | 〇ひろ子 誠山 克美 加津 綾子 水貴 たく |
6 | 子に逝かる米寿の母の四月闇 | 阿部綾子 | ひろ子 満智子 克美 玲華 とをる 水貴 |
6 | 富士山を遠巻きにして山笑ふ | 竹田ひろ子 | 貞雄 けいし 克美 〇いづみ 加津 玲華 |
5 | さくら貝海ある限り未来あり | まつのたく | 〇貞雄 けいし 満智子 誠山 綾子 |
5 | 花冷えや内緒話と言うたのに | 阿部綾子 | 〇満智子 誠山 〇とをる 玲華 たく |
5 | 藤花房水琴窟の音汲めり | 田中貞雄 | けいし 満智子 弘香 いづみ 水貴 |
4 | チューリップ全開となる物忘れ | 佐藤弘香 | 貞雄 満智子 克美 〇水貴 |
4 | 満開の桜の似合ふ一年生 | 竹田ひろ子 | 貞雄 弘香 綾子 〇玲華 |
4 | 八重桜湧くごと咲いてほの暗く | 金田けいし | 貞雄 ひろ子 満智子 克美 |
3 | 花霞楽を覚えた身の重し | 水貴 | 誠山 弘香 玲華 |
3 | 四月馬鹿忘れて赦すこともある | 尾形誠山 | 貞雄 満智子 〇加津 |
3 | 香煙や天上天下甘茶仏 | 竹田ひろ子 | 弘香 〇綾子 いづみ |
3 | 持つべきは遊行のこころ桜花 | 阿部綾子 | 貞雄 〇誠山 〇弘香 |
3 | 四月馬鹿しみじみ眺む生命線 | 田中貞雄 | いづみ とをる たく |
2 | さくら咲く隣同士と立ち話 | 佐藤玲華 | 貞雄 加津 |
2 | 尺蠖よ一本道となる八十路 | 田中貞雄 | ひろ子 いづみ |
2 | 青空を隠すが如し花一斉 | 佐藤いづみ | 玲華 水貴 |
2 | 赤鬼の泣きし民話や里の春 | 竹田ひろ子 | けいし 加津 |
2 | 花すみれ大地に還る六等星 | まつのたく | ひろ子 とをる |
2 | 話し合ひとぎれし窓や花の雨 | 金田けいし | いづみ とをる |
2 | 大川を急ぐ猪牙舟朧の夜 | 尾形誠山 | ひろ子 弘香 |
2 | 白杖も見上げて花を惜しみけり | 尾形誠山 | 〇けいし 水貴 |
2 | 理不尽を躱すあれこれ沈丁花 | 阿部綾子 | ひろ子 水貴 |
2 | 御近所のすでに耕し整然と | 佐藤玲華 | 加津 たく |
2 | 飛花落花星の合間の散歩かな | 水貴 | 綾子 たく |
1 | 万愚節猫との対話切りもなし | 田中貞雄 | 〇たく |
1 | 八重桜震えて雲にエールかな | 水貴 | 克美 |
1 | 春風邪にアナウンサーは籠り声 | はせべとをる | 加津 |
1 | 遅き日の身振りで通ず英会話 | まつのたく | けいし |
1 | いち早く庭輝かすクロッカス | 佐藤玲華 | 貞雄 |
1 | 点々とひかる新緑雑木山 | 金田けいし | 〇克美 |
1 | 幣こぶし桜と双璧沼育ち | 吉田克美 | 綾子 |
1 | 春に逝く送る言葉も見当らず | 降幡加津 | とをる |
1 | 廃屋を覆い隠すや藤の花 | 佐藤弘香 | 貞雄 |
1 | 春麗や晩年という歳となり | はせべとをる | 誠山 |
1 | 猫の棲む廃墟のホテル犬ふぐり | まつのたく | とをる |
1 | 桜道子犬大きなピレネー犬 | 吉田克美 | 弘香 |
柿の木句会メモ 田中貞雄特選 さくら貝海ある限り未来あり まつのたく 選評 うす紅色の美しくも壊れやすい桜貝の浜辺で、世界に繋がっている海を眺めながら、郷愁に浸っている句であるが、「未来あり」の詞によつて、ネガテイブな思いより、前向きな希望を抱かせる。 〇次の二句は、視覚が効いていて惹かれた。 八重桜湧くごと咲いてほの暗く いち早く庭輝やかすクロッカス 5月 紙上句会 5月兼題「川」」阿部綾子さん出題 投句締切 5月17日(土) 選句締切 5月24日(土) 兼題1句・雑詠4句・出句控・出句料千円ご同封にてご送付ください。 投句先 佐藤弘香 191-0033 東京都日野市百草920−65 Tel/fax 042-592-1495 |