■日時: 令和7年4月19日(土)  ■句会場: 北区滝野川会館  ■参加者: 20名  ■句会メモ

合点 作      品 作 者 選     者
5 無鉄砲の血の蘇へる喜寿の春 戸塚邦子 〇主宰 貞雄 隆 〇克美 弘香  
4 開拓やあの日別れの山桜 佐藤満智子 主宰 貞雄 弘香 邦子  
4 今日を生く余生の先は朧にて 金子つとむ 貞雄 隆 讃良 克美  
4 新樹光乱反射して森広ぐ 竹田ひろ子 隆 〇讃良 克美 〇弘香  
4 千余年の命揺れ出す滝桜 佐藤いづみ 主宰 〇香 〇克美 邦子  
4 白き山借景にして木々芽吹く 佐藤いづみ 香 讃良 克美 弘香  
4 夜の更けて桜いよいよ魔性めく 竹田ひろ子 隆 〇香 讃良 弘香  
3 亀鳴くや人生かくも違ふ道 阿部綾子 主宰 隆 克美  
3 背ナの子の重くなりゆく目借時 斎藤るりこ 香 讃良 邦子  
3 逝く父の九十九年山桜 佐藤正代 讃良 克美 邦子  
3 その先へひしめき合ひて花筏 金田けいし 讃良 弘香 邦子  
3 まんさくの襤褸の光母の里 渡部次代 讃良 克美 弘香  
2 朧にて押すこと勿れ核ボタン 川南隆 〇主宰 邦子  
2 新学期ぬつと大きくなりし子等 佐藤弘香 貞雄 克美  
2 盆梅や泣いて笑つて一生分 阿部綾子 主宰 弘香  
2 田起しの土の匂いを運ぶ風 佐藤いづみ 克美 〇邦子  
2 陽炎を揺らして子らの走り去る 金田けいし 〇隆 讃良  
2 教わりしことを教へる春の波 戸塚邦子 〇主宰 隆  
2 見はるかす相模の灘の春の潮 中島讃良 香 弘香  
2 雪解雫胎動となる鄙の里 渡部次代 貞雄 〇讃良  
2 物忘れ食うても効かぬ蕗の薹 金子つとむ 貞雄 邦子  
2 春眠や体内時計の狂ひたり 長倉美季 〇弘香 邦子  
2 読み聞かす童話の窓辺さくら散る 金田けいし 貞雄 香  
2 目撃者を募る看板陽炎へり 斎藤るりこ 隆 香  
2 弟子五人遠足のごと師を訪うて 佐藤弘香 隆 香  
2 春の雨たんぽぽ色の傘の列 佐藤正代 香 讃良  
2 色町の三味の音寛と春の夕 樋口文巴 香 讃良  
1 桜咲く前撮り空(から)のランドセル 磯部香 主宰  
1 初桜先生の句碑山の上 佐藤正代 隆  
1 亀鳴くや物価上昇鶴亀算 佐藤満智子 〇邦子  
1 尼寺の門しまる音春の暮 中島讃良 〇隆  
1 応援団はたんぽぽの花草野球 田中一美 主宰  
1 視線下げ此処に命よ蘖よ 長倉美季 邦子  
1 碁大会少女に負けてうららかに 金子つとむ 〇主宰  
1 波を待ち一直線の春サーフィン 磯部香 弘香  
1 髪カット街の句会へ春ショール 戸塚邦子 〇隆  
1 春や春レースのような雲なびき 降幡加津 弘香  
1 土匂ふ小枝で描くアンパンマン 田中一美 香  
1 春尽きていつまで兵士遺らすのか 川南隆 邦子  
1 横文字絵馬あまたくすぐる春の風 田中一美 貞雄  
1 シリカ水捜す野川の桜道 吉田克美 貞雄  
1 春の星地球は今も戦して 佐藤弘香 隆  
1 山茱萸の花のまんまる児の一歩 渡部次代 克美  
1 中国とロシアの密談よなぐもり 樋口文巴 香  

 ◎ 主宰の特選句の講評の特選句の講評はろんど誌に掲載されます。

 ◎ 5月の本部句会の御案内

   日 時  5月17日(土)

   句会場  北区滝野川会館  午後1時より

        当季雑詠3句 出句控1枚 投句料千円
   
        欠席投句者は各担当者まで郵送ください。